スラウェシ紀行

移動中の山道では色んなウツボカズラを見る事が出来ました。岩壁の岩肌の見える様な所で他の植物に絡んで生息していた。蓋の開いていない物は、中に水がたまっており、胃薬になると言われ飲んで見たが、普通の水で青臭くも無い。インドネシアの水道水よりは全然美味い。この御蔭か今回の旅では、下痢、腹痛はなかった。

 

ガイドの案内でコノハムシのいる森へ入る。私たちは懸命に探すが、見つける事が出来ない。ガイドに「あそこにいるよ」と教えてもらって、木の上を見ても分からない。コノハムシの擬態は凄い!ナナフシも数種類見る事が出来た。

 

デカボシの故郷であるトウティ湖に到着。水も綺麗で、とにかくデカイ!エビを採集している村人の船でエビの居るポイントへ向かう。

 

エビのポイントの岸ではカーペットスターが真っ白い鼻を咲かせていた。スラウェシ島で初めてホシクサと出会い、とても感動的でした。生えている場所には大きめの石が多く。一面とはいかず、石の隙間から塊でポツリポツリと生えていました。

 

海水のエビの様な淡水エビは本当に生息していました。水草の有るところではなく、岩の下等にいて、ポイントにより種類が違うのではなく、同じ場所で数種類が共同生活をしています。まだ日本で紹介されていないと思われるエビもいました。貝も海にいる貝の様に殻が厚く手ではつぶれません。ところでこのトウティ湖のPHですが、なんと9.5も有りました(乾季と雨季で変わると思いますが)。海水のPHよりも高いでは有りませんか。安いPHメーターで測定したので多少は前後すると思いますが、それにしても高すぎです。ここで取れたエビを帰国日に合わせて送ってもらおうと思いましたが、私もエクアトール氏もPHの高い水槽を日本で維持しておらず断念しました。

 

エビのポイントから離れた場所でオテリア・メセンテリウムを採集。ここのPHでは日本で維持するのは難しいですね。それに比べデカボシは丈夫なホシクサです。日本でも綺麗に大きく成長してくれています。肝心のデカボシですが、ポイントがありこの場所からは結構離れていた為、時間もなく見る事は出来ませんでした。

 

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