今回は6年前にエクアトールさんが見つけた赤いホシク「サマーズ」を探しにインドへ行って来ました。
ムンバイから国内線でマドゥライへ飛び、そこから車でムンバイまで戻るというコースで回りました。

マーズは当時、日本に持ち込む前に枯れてしまったそうで、画像のみが残っていました。エクアトール
さんの記憶をたどり前回見つけたマドゥライで探したのですが、マーズどころかホシクサはまったく
有りません。現地は乾期で田んぼや小さな川は干上がっている所が多く、他の場所でも見つからず
今回はダメかとテンション下がりまくりでした。そんな感じが1週間続き、本当に日本へ帰りたくなって
しまいました。ところが後半に入り奇跡的にマーズが見つかったのです。超感動です!!テンション
上がりまくりで、その後も色々なホシクサが見つかりましたが、殆どのホシクサは花芽を上げていました。
しかし、これこそ本来のホシクサの姿であって、貴重な体験をしたと思っています。


現地の様子を画像で紹介させて頂きます。


ムンバイ国際空港   国際空港だけあってとても綺麗な空港でした。
 




「ミーナークシー寺院」  東西南北に4つの塔門が有ります。
マドゥライ初日に余った時間で観光をして来ました。



Cryレトロスピラリス、ラゲナンドラsp


乾期でもこのような湿地も有りますが、ホシクサ等は生えていません。


草を探していると、いつの間にか人が集まって来きます。片言の英語で話しかけてくるので、
私も片言の英語で答えると何となく意思が通じます。インド人は写真を撮られる事が好き見たいです。



ブリクサは帰国後には溶けていました。
 


峠の途中の風景はとても綺麗ですが、山の中でもシダ類やサトイモ系は全く有りません。



今回初めて見つけたホシクサ。細葉のウニ系でしたが、こちらも枯れてしまいました。





「Cry・シバダサニー」 日本初入荷のクリプトです。テープ状の葉を展開し花が大変綺麗です。
川底は砂利で採取するのに20㎝位掘らないと撮れません。一塊を取るのに30分掛かりました。






奇跡的に発見できたマーズです。マドゥライから大分離れた場所で見つかりましたが、生えているのは
ほんの一画で少し離れると生えていまん。今回のコースではここでしか見つかりませんでした。
エクアトールさんの前回の画像ではウニ系と混生していましたが、ここでは広葉系と混生していました。




巨大な塊根を持つホシクサ。残念ながら葉は枯れて無くなっていました。
また、巨大ケヤリの様な株が有りましたが採取は出来ませんでした。



砂漠のサボテンの脇に生えいたホシクサ。花芽しか残っていませんでした。



活着する有茎草。水上ではグリーンですが、水中ではダークブラウンになります。
この様な葉の形をした有茎草は見た事が有りません。




砂漠の中に地下水源なのか池の様なオアシスが有り、そこには何と今までに見た事ない丸葉を持つ
ホシクサを見つけました。花も変わっています。水上では枯れ掛けた株が多く、水中を好む様です。

今回は体調を崩したり、トラブルも有りましたが、目的のマーズが見つかり本当に良かったです。
貴重なホシクサですので何とか維持できればと思っております。その他のホシクサも種子は採取
しましたので、こちらも発芽しましたら紹介させて頂きます。